Vol.32 股関節形成不全ってどんな病気!?

股関節形成不全 犬 大型犬との生活
ワイマラナー 生後約320日目 40kg

股関節形成不全ってどんな病気!?

先日のブログで、ジョイが足を引きずる仕草をすることを書いた。

※そのブログはコチラ → https://largedog.net/life/vol-29/

その状態が続くので、再度病院に行き、股関節に異常はないか聞いてみた。

ワイマラナーがかかりやすい病気のひとつに「股関節形成不全」というものがある。

これは股関節の炎症や痛みが発生する病気。

このことはワイマラナーを飼う前の下調べでチェックしていた。

医師の話では「大型犬や犬種などを考えると、股関節形成不全の可能性もある」とのこと。

朝ごはんを食べた直後だったため、レントゲンは撮れないので、次回診察の予約を取って帰宅。

股関節形成不全

後日、レントゲン検査。

レントゲン結果を見ると両後ろ足の付け根の入りが浅いとのこと。

特に右側の症状が大きい。

案の定、「股関節形成不全」と診断された。

右足を引きずるように歩くときがあるのは、この炎症からくる痛みだったようだ。

まずは様子を観察しつつ、体重制限などで対応していくことになった。

股関節形成不全の特徴とは?

股関節形成不全の原因の多くは遺伝といわれている。

(栄養や運動などの環境も一部関わるともいわれている)

特にワイマラナーなどの純血種に多くみられる病気らしい。

それを見分ける特徴がある。

特徴1 横座り

一番上の写真にもあるように、ジョイは幼犬の頃から横すわりしていた。

赤ちゃんだからだと思っていたが、成長してもこの座り方をする時がある。

特徴2 モンローウォーク

左右に腰をフリフリしながら歩く。

この歩き方を初めて見たとき、ワイマラナーって優雅に歩くなぁと思ったが、、、これが病気の特徴だったとは!?

ちなみにモンローウォークと呼ばれているそうです。

特徴3 頭を下向き加減で歩く

散歩の時に割と下向きで歩くことがあった。

それも気になっていたが、やはり股関節形成不全の特徴のひとつだという。

動物は行動のひとつひとつにヒントがあるようだ。

それを見つけてあげるのも飼い主の責任と言えるかもしれない。

特徴4 太ももの太さが左右でかなり違う

とてもわかりやすいのが太ももの太さ。

両手で測ってみると一目瞭然で、その違いがわかる。

ジョイの場合は明らかに右が細くて、右足をあまり使っていないのが分かる。

股関節をケアした生活を始める

主な治療としては、体重制限と運動制限とのこと。

今はグングン伸びる成長期なので、体重制限が難しいところ。

なんせ1週間で1kgずつ成長を続けてきているし、ジョイはワイマラナーの中でも大型になる素質がじゅうぶんある。

また運動しないとストレスを溜めてしまう犬種なので、その辺もよく観察してバランスをとっていく必要がある。

早速ネットで調べて、関節に良いドッグフードに変更。

また同じ病気をかかえるワンちゃんの情報を調べていくと、関節サポート成分が入ったサプリも良いらしい。

食事ケアと運動ケアをしばらく続けてみる。

だいぶ症状が改善された!

(後述)

ケアを始めてから数ヶ月で症状がだいぶ改善されました!

サプリも効いているようで、かなり走った後でも足を引きずる仕草がなくなった。

関節に良い成分が配合された「緑イ貝(犬用サプリ)」

ヘルニアなどにも効くようで口コミ評価も高いサプリメント。

ドッグフードに混ぜて与えてますが、ビーフフレーバーなので残すことなく食べます。

 

関節サポートといえば定番の「グルコサミン(犬用サプリ)」

こちらは医師からも勧められたサプリメントです。

 

子犬のうちから走るのが大好きなジョイ。

猟犬の血統を持つワイマラナーなので、全力で走ることが本当に大好き。

そんなジョイは数日でも走らせないと、ストレスで舐め壊し(皮膚を舐めすぎて肌が露出してしまう)を起こす。

なので、今後もバランスを見てしっかり運動させてあげようと思います。

ワンコも人間の子どもと一緒で、毎日よく観察してあげて、その変化に気づいてあげることが大切ですね♪

 

ジョイくん
ジョイくん

股関節形成不全(こかんせつけいせいふぜん)について

股関節形成不全は、骨の変形により股関節がかみ合わないためおこる病気で、俺たち大型犬によくみらるんだ。

生まれた時は股関節が正常でも、股関節の緩みが原因で異常形成されていってしまう。

まだ若いうちに発症するタイプと、歳を取ってから発症するタイプがある。

若いうちに発症すると、股関節に緩みが生じて、そこが炎症して痛みが出るんだ。

中高齢で発症するタイプは、股関節の緩みが原因じゃなくて、歳とともに関節に歪みが生じて関節炎や軟骨の損傷が起こる。

これは人間と同じだね。

発症しやすい犬種

ゴールデン・レトリーバー、ラブラドール・レトリーバー、セント・バーナード、バーニーズ・マウンテンドッグ、オールド・イングリッシュ・シープドッグ、ジャーマン・シェパード、ワイマラナーなど。

主な原因

若年齢での発症は遺伝的な要因がほとんどだが、肥満や激しい運動による関節への負荷などの要因でも発症する。

特徴

・歩き方の特徴としては、おしりが左右に揺れる歩き方(モンローウォークと呼ばれる)が見られる。

・走り方は後ろ足を揃えて地面を蹴るようなウサギ跳び走行が見られる。

・座り方が横座りになってしまう

 

治療方法

多くの場合は、体重制限や運動制限、股関節の筋肉をつけるリハビリ療法など。

症状がひどい場合は、股関節を手術するような外科治療もあるそうです。

ジョイの症状をみると、関節に良いサプリやドッグフードを与えることでかなりの改善が見られている。

また「お座り」を繰り返して屈伸運動(スクワット)させたり、段差の上り下りで両足を鍛えてあげるのも効果的のようです。

 

 
 
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